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情熱と継続と「リマーナすず先生25周年イベント」考

図2
2019年7/13 15:58
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さて、イベントの後半のことです。
プロとして続けていくためのアドバイスを話されている最中に『チャートは ぜったい 毎日みてると思う、みんな(毎日) みてますよね』と言いながら 『今日の月は … 』とすず先生が表示されている画面を、その瞬間のチャートへと変更。

その瞬間、私の目に飛び込んできたのは
ascを超えた月と越える直前の木星。

それは 東の空に月が昇り(月の出)、
間もなく木星も昇るという図でした。

開始時のチャートでは、月は射手 数え8度と書きました。
この図2 15:58のチャートでは射手 数え9度です。

射手8度のサビアンは
“Rocks and things forming therein.” 岩や その内部で形成されているもの
「探究の繰り返しが、根本的な変容を起こす」

射手9度のサビアンは
“A mother with her children on stairs.” 階段で子供達を連れている母親
「導かれ、極めて高い境地に上ろうとする精神性」

8は繰り返すことで蓄積し圧縮される力。
9ではそれをバネに高い境地にのぼります。
射手なので8は探究の繰り返し、9は精神性の極みへの挑戦といえるでしょう。

私は、画面のチャートが変わり、ascを越えた月を見た時、
「あっ、私たち一人一人が階段を上った!」と感じました。
そのくらい はっ!とした 印象深い瞬間だったのです。

後からサビアンを調べたのですが、まさに感じたままだったのは驚きました。



開始時のチャートでは 3室-9室が強調されていました。
図2では金星.ドラゴンヘッド.太陽.水星.火星が8室(金星は5度前ルール適用)
土星.冥王星.ドラゴンヘッドが2室。

この土星.冥王星.ドラゴンヘッドと木星は、赤緯-23度でパラレル。
パラレルは同じ赤緯に天体が並ぶことで、合のように考えます。
黄経度数での合はありませんが、赤緯では三天体とドラゴンヘッドが合です。

2室-8室が とても強調されている図と考えられます。

2室も8室も保存の室。
2室は出来事や体験が集積された保存庫、個人の出生図では資質や生命の根幹。
8室は受け継いだものの保存庫。個人の出生図では遺産や宿命的なもの。

イベント全体のテーマは、開始時チャートに顕れる3室9室的なものだけれど
深い層で響くのは2室8室的なものなのでは、と感じました。

知の流入を共通体験することでの高揚感、熱の吸収をイベントテーマだとすると
内的なテーマは個々が種を受け取り発芽させ育てることなのだと考えます。

占星術を学ぶことは、8室的な保存された先人の探究や情熱を受けとること。
それは 2室の資質や思考に集積され、生活や仕事や価値観を変容させます。
2室に重なり研鑽されたものが、概念となって8室へ保存されるのでしょう。

イベントから感じたのは「情熱と継続」ということ。

とても好きであること、だから探究し続けること。

情熱と継続は、その場にいた人達の背中を そっと押し支えたように感じます。
すず先生が ふと開いてくれたチャートで、木星が月を押し上げたように。

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