情熱と継続と「リマーナすず先生25周年イベント」考
出来事が起きた時のホロスコープをよんでみます。
その出来事の意味や、そこからの経過.発展性。
そこに居合わせた人の個人チャートへの影響など。
今回はリマーナすず先生の25周年イベントについて。
今春、webサイト再構築したいともがいていた私が、
強く背中を押されたイベントです。
最初の記事はこれと決めていました。
長いですが、どうぞ おつきあいください。
こんなことを書いています
- イベント開始時のチャートからディテールをよむ。
- イベント中の印象的な出来事。そのチャートに顕れるもの。
- 自分にとって どういう意味を持つかの検証(三重円)
- 太陽の経過でたどる、出来事の発展性。
今回のチャートは 全てARI占星学総合研究所のスタナビで作成しました。 設定されているオーブは、コンジャンクション±10度、セクスタイル ±4度 スクエア±6度、トライン ±6度、オポジション ±8度 ハウスシステムはプラシーダス。進行は一日一年法です。 文中の天体の前にある n.p.tの表記は n=ネイタル.出生 p=プログレス.進行 t=トランシット.経過 |
イベントは2019年7/13 14時に開始
図1は 開始時のチャートです。
ascルーラー 冥王星が彩るスタート。
冥王星は山羊で土星と合、蟹太陽と対峙。
この対向する軸にドラゴンヘッド-テイルとMC-IC 二つの対向軸が重なり、太陽-海王星-ascが作る水のグランドトラインを貫く。
これは、カイトとよばれる複合アスペクト。
水のグランドトラインの生む情感のうねりに土星.冥王星が方向や着地点を与えます。
強調される3.9室は情報や知識の室。
月のノード ドラゴンヘッドは吸収 ドラゴンテイルは放出。
3室-9室的なことの新陳代謝の暗示。
このチャートで意図や方向を示す太陽は蟹 数え21度
サビアンは “A Prima Donna singing.” 歌うプリマドンナ
「最も得意な場で自分を披露する」
意図や方向性、熱源の在処である太陽を、当日の主人公 すず先生と考えると
占星術のPrimaDonnaの語るものが、聞く人の情感を刺激して巻き込み、
9室的な知の高みに引き上げ、3室の山羊的な日常に着地したように感じます。
松村潔先生によると 21度は サインの最強度数。
9室、 21度、太陽、PrimaDonna(主役)、全て尖っています。
とはいえ共感と集団の蟹サインなので形式的な舞台でなく、
集まってきた人の中で、自らが積み重ねたものを舞台として語る感じ。
まさに最強です。
このプリマドンナを歌わせるもの=太陽と対峙する冥王星や土星は
松村先生や占星術の先達、そして占星術そのものでしょうか。
すず先生は1997年~ 松村先生に師事されていています。
イベント前半は25年間を太陽回帰図や進行の月を見ながら振り返ったのですが
やりとりの中で『松村先生が冥王星かも』という発言があったり、
また当時の松村先生の勉強会でのエピソードからも冥王星感がひしひしと。
冥王星も松村先生も大好きな私には、うれしい一瞬でした。
さて、チャートの9室は蟹で始まり、後半は獅子。
獅子には水星.火星。90度で関わる牡牛天王星に煽られます。
蟹的な舞台で始まった語りは、後半は獅子的に熱っぽく高揚していきました。
聞いていた私たちを大衆=月と考えてみましょう。
月は火サイン 射手 数え8度 1室。
これからascを越えて(月の出)昇っていく月です。
高揚する水星.火星は、語られるすず先生の知識と情熱。
それが射手の月(私たち)の精神や心に炎を点火しました。
近くで月を見守る木星は射手の支配星、9室に関連します。
私たちが点火された炎は知の炎、情熱と探究の炎だったように感じます。
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