星模様(春分.水瓶へ移る土星)~待望は切望へ
この時期の星模様 のトピック
~3/10 満月まで ( 度は ′を切り上げた数え度数)
3/3~3/6 は 少なくとも ここ数か月抑えてきたこと、 胸の内.腹の底にあるものが「言葉」となって口を突いてでてしまうことが多いでしょう。
それは立場や役割、周りとの兼ね合いなどで言えないできた本音(とりわけ不安や弱さ寂しさ)、状況や関係を維持するために飲み込んだ言葉など。
たとえば人間関係や環境への不満.不足を『いつか抜けられる、望む状態になる』とやり過ごしてきた人のピンとはった緊張の糸がゆらぐ。ふと現状に目がいき『いつか って いつ?』と自分に問いかける。
該当する期間の星の動きをみると、個人的な気持や言動を左右する水星.金星.火星の動きが重なります。
その動きが 3/5 0時 ☊︎(ドラゴンヘッド)に重なる月を通路にして 普く持ち込まれまるのです。
いま☊︎は蟹なので入りこむ先は 感情や内面、見えない部分。柔らかで敏感な部分ですから刺激に反応し ユラギが強まり、気落ち着かせるために外へと押し出します。
それは☋︎ のある山羊:外側.見える部分へも波及しますから、思わず突いてでた言葉は、自分だけでなく周囲や相手もざわつかせるのです。

そういった「いつかは」と待ち望んできたことや、長く胸にしまってきた想いを言葉にしてしまうことで、望みが絶たれたり失われたりするような体験をするかもしれません。
3/10 満月の星々の光は、失望や絶望を経験した心を鎮め 調え「ほんとうに大切なもの、欲しいもの」を思い出させてくれることでしょう。
たとえば 特定の相手と いつか安心できる関係を持ちたいと待ち望んできた人が、抑えきれずに相手に伝え、断られる。態度を変えない相手に失望し、積み重ねてきた望みが崩れおちる。
でも、その崩れおちた望みの上で、自分がほんとうに欲しいものは「安心できる関係」で「この人では それが望めない」ということを気づく。
対象物が特定の人や物ではなく ” 状態 ” や” 気分 ” に置き換わる感じです
望み求める気持は拘束を解かれ自由になります。
活気をもち熱を帯び、やがて切望に変わます。
待ち望むだけの日々から外へ、望む未来へ近づくために行動する日々へ。
舞台が回るのです。
3/11から 3/20春分まで
この期間は物事の流れや展開が刻々と早まります。
気持が追い付かず翻弄される時には、ときどき集団から距離をおくとよい時です。
この期間のピーク/転換点は 3/16 下弦の月から3/17 が想定されます。
3/10 水星が逆行を終了します。
水星逆行でインパクトが強いのは逆行開始.終了の前後、サインを移る時、動きの遅い天体と合. ☍︎ を作る時。
今回は逆行日に満月。逆行し切って順行に転じる水星と、満ち極まって転じる月、反転の力が重なります。
天体は逆行/順行の前後は同じ位置でしばらく留まります(ステーション.留)
また、水星は3/12 月とトラインを形成するまでは、ノーアスペクト。
そうすると 数え度数の水瓶29度的ななことに没頭する感じになります。
この水瓶から魚へ移る付近は”理念.理屈の理解”と”感情的な共感共鳴”とが混在します。
満ち潮で川に海水が遡上するような感じです。
感情的なユラギを体験したあとなので、なぜそうなったかの”理”を探し 落ち着こうとするのかもしれません。
水星の順行から注目したいのは、3/10から4/26まで惑星が全て順行になるということです。
太陽と月以外の八天体では”惑星逆行(見かけの逆行)”という現象がみらるのですが、この期間は全てが順行します。
この惑星が全て順行する期間には 独特のスピード感があります。
物事が消長消息が早く、また隠れたものが露呈しやすい時です。
八惑星順行については こちらにまとめました
さて、この春分前の期間のピークになる 3/16から3/17の 星の動きをみてみましょう。
3/16 18:34 月は射手で下弦・ 16:44 水星が水瓶から魚へ
3/17 9:58 月は黄道を北↘南 (☌︎ ☋︎) ・ 16:48 月は赤緯の最南
この二日間、気分や動き流通に伝播しやすい月と水星の動きが連続します。
射手の下弦は過去に戻るよりも新たな希望へ進むこと/チャレンジを促すので、刺激的な気づきをえる人が多いでしょう。
春分直前は太陽の一年の”夜明前”
始まりの予感や終わりを全うする機運に満ちています。
3/17 ☋︎(ドラゴンテイル)に重なる月は山羊にあるので 過去をかなぐり捨てたい衝動にかられたり、過去への愛着や執着が大きく揺さぶられるでしょう。
このあと14時頃には月の赤緯は南緯23°27′に達し、約9年ぶりのアウトオブバウンズ。
大きく揺さぶられるかもしれませんが、そのことで本質が見えてくる時期です。
恐れや不安を煽るだけのものからは距離をおき、安寧につながることに集中して過ごすのがおすすめです。
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