星模様(活性化する山羊サイン)と この時期のご案内
冒頭に「脈動する2月」と書きました。
アスペクトは少なく地味な印象をうけますが、実は2月は天体の動きに大きな特徴があるのです。
地球から見た天体は、黄道(=太陽の通り道)を ±6度くらい上下しながら周回しています。例えば占星術で使う「山羊23度」というのは、天体が周回する黄道の座標(黄経)です。アスペクトは 黄道を周回する天体同士が作る角度のことです。
そして黄道を上下する座標が黄緯、天の赤道を上下する座標を赤緯とよびます。黄経が周回の横移動、黄緯と赤緯は波打つような縦移動と考えてみてください。
図は2月に黄道を上下する天体をまとめたものです。
2/2 火星がNからS
2/7 水星がSからN
2/14 土星がNからS
2/15 金星がSからN
2/26 木星がNからS
北緯側は顕在.アウトプット、南緯側は潜在.内在.源泉と考えてみて下さい。黄道を通過する時、天体の黄緯は 0度になります。
この黄道を通過する0度と、増減が切り替わるタイミング(0度から北緯へ上昇し切って0度へ戻り始める、0度から南緯へ下降し切って0度へ戻り始める)では、気分や行動の切り替わり、金融.流通など動きのあるものの変動が多くみられます。
水星.金星は比較的早く、3-4か月で南北を行ききします。
火星が0度を通過するのは およそ1年に一度。前回は2019年1/15にSからNへ。
この早い上下運動=短い波形の天体に、2月は長大な波形の天体が重なります。
木星は2013年11/9に 0度をSからNへ通過。今回は6年110日ぶりにNからSへ。
土星は2005年1/9に 0度をNからSへ通過。今回は15年37日ぶりにNからSへ。
※新しいグラフを追加しました

1か月の間で5つの天体が0度を越えていく。
波形の異なるウエイブの上を、顕在から潜在へ、また潜在から顕在へ。そうやって天体が動くさまは、1月に刻印されたものが脈動していくようにみえます。
冬至後の皆既日蝕でおりてきた種がそこここに宿り、水瓶新月を経て脈動を続け、3月春分で迸り出る。
星模様をみていると、そう思うのです。
天体は天のものですから、出来事を引き起こしたり、願いごとを叶えてくれるではありません。出来事は、どんなに個人的なことであっても、環境や人の集団としての社会、人の営みの記憶などが複合的に影響しあって紡がれるのです。
その時々の天体の動き(星模様)は環境に満ち、その”人”の 動機や衝動.気分をおおいに刺激します。それは気分や行動が お天気に左右されるのに似ています。
強い刺激に満ちた星模様の時には印象的な出来事が多発しますし、うねるような流動的な時期にはデモやインフルエンスしていく集団的な興奮状態が続きます。
2020年の星模様は ドラマティックなものです。
『変わらないものはない』という言葉を何度も実感する年になるでしょう。
そういう時、人の一生くらいでは変わることのない星々の理は、心強い支えになってくれるのでは、わたしは そんなふうに思うのです。
一人でも多くの人が 心善き時を過ごされますように。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。